「きのこ」の研究で知られる岩出菌学研究所の「きのこ のお話し」です。
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きのこ のお話し

きのこ に興味をお持ちの方へ

「きのこ」は、自然界で生きていくため(生態系)になくてはならない存在です!

緑の地球は、多くの生物が相互に
支えあう生態系で成り立っています。

○植物・・・無機物から有機物を作る

○動物・・・植物(有機物)を食べて生きる

○菌類・細菌類
  ・・・動植物を分解して無機物にする

 この三者がおりなす
  限りない循環体系が生態系です。

また、生態系の中では食うか食われるかの食物連鎖によって自然界の平衡がうまく保たれています。
                     ―参考文献:日本特用林産振興会 家庭で楽しむきのこ栽培P1より―

きのこ の働き

 「きのこ」は、生態系の中で動植物を分解して土に戻す重要な働きをしています
○ 腐生菌・・・枯れた木や落ち葉などの植物遺体や動物遺体を分解する
○ 菌根共生菌・・・菌と植物とが、植物の根で合体し、相互に栄養分の交換をする
腐生菌・・・・・・・・・シイタケ、エノキタケ、ブナシメジ、マイタケ等食用きのこ
菌根共生菌・・・・・外生菌根菌→マツタケ、ホンシメジ
        内生菌根菌→蘭等
このように、人間をはじめ多くの動物が食料として「きのこ」を食べるのは、生態系の働きのひとつといえます。
                    ―参考文献:日本特用林産振興会 家庭で楽しむきのこ栽培P1より―

きのこ三昧できるのはダレのおかげ?

 俗に「香りマツタケ、味シメジ」といわれます。万葉集の巻十に「高松のこの峰も狭に笠たてて満ち盛りたる秋の香りのよさ」と詠まれたほどですから、日本人はずいぶん昔からマツタケの香りに魅了されていたようです。この万葉の時代から、日本人を虜にしてきたマツタケの香り・・・。
 そのマツタケの香気成分のことを「マツタケオール(マツタケアルコール)」といいますが、これを構造解析・合成・命名したのは、当研究所の創立者、岩出博士です。
 博士はこのマツタケオールの研究のみならず、従来原木栽培をしていたシイタケを、ビン栽培をすることによって栽培量を拡大させることに成功しました。
 また、当時はまだ珍しかったマッシュルームの栽培にも成功しました。このことにより、日本の食用きのこの生産量は、飛躍的な伸びをみせました。現在気軽にいろんなきのこ料理を味わえるのも、岩出博士の研究のおかげといっても決して過言ではないでしょう。

きのこ は植物ではありません

 きのこ は菌類の一種である真菌類に属し、カビや酵母(お酒や味噌は酵母の力で発酵してできる)と大変近い関係にあります。
生態系の項でも述べましたが、菌類の役目は、他の成分(動植物の死骸など)を分解して土に返すことです。もし、地球上に菌類がいなかったら、生物はその寿命が尽きた後も分解されないことになり、自然界の循環が途絶えてしまうことになります。そのため菌類の果たす役割はとても大切です。
 ところで、ほとんどの方は「きのこ は植物だ。」と思っていることでしょう。実は、きのこ は動物でも植物でもありません。もっとも、きのこ をはじめとする菌類が「第三の生物」として認められるようになったのはつい最近のこと。それまでは、長い間植物の仲間とされてきました。
 私たちが きのこ を食べるのは、いわゆる傘と柄の部分になりますが、この部分は植物でいえば繁殖器官である「花」にあたります。きのこ の場合には、これを「花」ではなく、「子実体」といいます。この子実体は、菌糸体という糸のように長い細胞から発芽し、胞子を作って放出しながらどんどんと仲間を増やしていきます。このような繁殖形態からいっても、動物でも植物でもないことがわかりますよね。

きのこ の鑑定引き受けます

 アウトレジャーとして「きのこ狩り」を楽しむ方もたくさんいらっしゃると思いますが、食用きのこ と毒キノコを見分けることは非常に難しいことです。
岩出菌学研究所には、社長をはじめ きのこ(菌類)のエキスパートがいっぱいです。それゆえに、「裏山で採れたから鑑定して。」と きのこ を持ってこられる方もチラホラあります。
当研究所では、地域住民の方と共に歩んで参りました感謝の気持ちから、
「地元の方々が誰一人、きのこ による食中毒を起さないように!」
「もっと きのこ について理解していただきたい!」

との願いを込めて、きのこ の鑑定も行っております。どうぞお気軽にお持ち寄りください。
日本特用林産振興会 きのこアドバイザー紹介
多田 有人(ただ なおと) 原田 栄津子(はらだ えつこ)

多田 有人(ただ なおと)

平成14年きのこアドバイザー登録
好きなキノコ:舞茸
自ら種菌を管理し、苦労の末キノコを発生させることに成功しました。生産現場に置ける種菌がいかに大切か、責任とは何かを教えてくれたキノコです。

野生のキノコに触れ合った経験が少なく、実力は非常に乏しいです。肩書きに負ける事のないよう、出来るだけ山に入る機会を増やし、毎年ひとつでも多くのキノコを覚えます。

原田 栄津子(はらだ えつこ)

平成15年きのこアドバイザー登録
好きなキノコ:ブナノミタケ
世界中のきのこを見て回ることが夢。
気軽に研究所まできのこを持ってきて下さい。


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